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人参(ニンジン)といっても、スーパーで見かけるオレンジ色の人参とは、その見た目も種類も、栄養価もまったく違う高麗人参。
見た目は、「人」という漢字があてはめられたことが納得できるくらい、ぼってりとした胴体や幾重にも枝わかれした根の形が独特です。
引き抜くと叫び声をあげるという「マンドレイク」という植物をちょっと髣髴させると思われた方も多いはず。
ただし、マンドレイクは「毒性」に、高麗人参は「薬性」に強く、効用は真逆です。
中国・韓国で自生し、古の豊臣秀吉や徳川家光を魅了して日本にわたってきた「漢方薬」として知られていますが、むしろ日本ならではの「モノづくり」の精神により研究開発されてきた貴重な薬草といっても過言ではないでしょう。
現在は、福島や長野、島根でも栽培されていますが、水はけのよさや寒暖の差がないこと等の環境や有機物中心の肥料、土壌の栄養分を吸収してしまうため同じ土地で10年は育たないそうです。
高麗人参は高価というイメージがありますが、栄養価が高いことに加えて、この栽培の難しさを超えなければならない「希少性」にあります。
また、今ではもう野生の高麗人参はほとんど出回っていないため、人工的な栽培に頼らざるを得ないという現状もあります。
ダイエットや美容や滋養強壮、人によって期待できる効用がさまざまでありますが、その種を受け継ぎ高めてきた日本人としての「高麗人参」に、一度は触れて味わい、その効用を試してみたいものです。