高麗人参の副作用が出た場合

食品とはいえ高い健康効果を持つ高麗人参には副作用も存在します。
一般に高麗人参には疲労回復や体力増強、ホルモンバランスや自律神経を整える作用があることが知られていますが、その効果が高い分だけ、飲みはじめや、高麗人参などのサプリメントを日常的に使用したことがない人にとっては副作用が気になる場合があります。

高麗人参でよく知られている副作用は、動悸や血圧の上昇、口の渇きなどです。
ごくまれに湿疹などが出る人もいますが、これらは数日で解消する軽いものならばほとんど問題ないとされています。
これらの副作用が出るのは好転反応と呼ばれる一時的なものがほとんどで、高麗人参のような体に良い物を取り込んだことで体内の免疫力が上がり、代謝が促進されたことにより起こります。
健康食品の効果に体が一部対応できないことで引き起こされる、身体が好転しているしるしなのです。
よく起きる現象なので、焦らず慎重に様子を見てください。
この症状は人にもよりますが、たいてい一週間から二週間で落ち着くとされています。

ただし、日ごろから医者にかかるほどの高血圧の方や、心臓、血液に持病がある方の副作用については慎重に見極めなければなりません。
特に高麗人参は血行を良くする作用が強いので、病院の処方薬などで血流をコントロールしているような方にとっては、通常飲んでいるお薬の効果を阻害してしまう可能性があります。
既に持病がある場合は、飲み合わせに気を付けて上手に高麗人参を摂りいれるようにしたいものです。