高麗人参でアトピー改善

慢性皮膚疾患の「アトピー性皮膚炎」の患者数は近年増加傾向にあります。
特に先進国での増加率はそのことを如実に表しています。
理由はさまざまですが日本もその患者数からアトピー大国といえます。
アトピー性皮膚炎の症状は皮疹や皮膚の炎症、赤みに併せ強烈な痒みを伴うのが特徴です。

一般的には皮膚科標準治療といわれる抗アレルギー剤やステロイド剤、プロトピック軟膏等を用いた投薬治療を行います。
ところが一方で副作用の心配をする声も後を絶ちません。
そこで注目されるのが漢方治療です。
アトピー性皮膚炎は免疫機能疾患（アレルギー疾患）といわれていますので、自ずと免疫をコントロールしてくれる漢方薬に期待が高まります。
そのひとつに「高麗人参」があります。

高麗人参は強すぎる免疫力を緩和したり、弱まっている免疫力を向上させ、生理機能を正常に保とうとする役割をします。
これは高麗人参に含まれるジンセノサイドという成分によるものです。

ジンセノサイドとは①副作用がない②ストレス因子に対する抵抗力を高める③生理機能を整える、といった三拍子揃った大変優れた薬効成分です。
さらにジンセノサイドの効能は科学的研究も進められ、信頼性が高く安全性の高い成分といえます。
免疫機能が正常に働くようになるとアトピー性皮膚炎の症状が起きにくくなり、やがて改善する可能性があります。

ステロイド剤や新薬であるプロトピック軟膏はあくまでも対処療法でありますし、即効性はあるもののやはりリスクも高いです。
効果は緩やかかもしれませんが、体質改善という観点から高麗人参といった漢方薬をアトピー治療の選択肢に取り入れてみてはいかがでしょうか。