高麗人参はうつ病にも効果がある？

うつ病は、気分が落ち込む、イライラするといった精神的なものから、不眠、食欲不振等の身体的なものまで、症状が広範囲にわたっています。
普段の生活においてこのような事はよく起こりますが、時間が経てば、また原因が取り除かれれば治ってしまう事も多いです。
しかし症状がほぼ毎日、２週間以上続くと、うつ病と診断されます。
原因は他の病気であったり、性格的な事であったりするので、特定するのが難しく、発症の仕組みについては解明されていない部分もあります。

うつ病の治療には、神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの量を調節する抗うつ薬が使われます。
しかし薬の相性は患者によって違います。
副作用もありますし、安易に服用をやめてしまうと症状が悪化する事もあります。
ですから、診断は慎重に行わなければなりません。

高麗人参には様々な効果があるといわれていますが、うつ病の改善にも役立ちます。
薬ではないので、局所的に効くというわけではなく、体全体の調子を整えるという考え方です。
高麗人参に含まれるサポニンには、血流を促進する作用や精神安定効果、自律神経を整える働きがあり、精神的・肉体的な不調を改善してくれるのです。

病院に行くほどではないけれど、うつの症状があって調子が悪いというときにも高麗人参は適しています。
高麗人参のサプリ等を飲み続けても改善しないときは、専門医の診察を受けましょう。
アルツハイマー型認知症等の病気が隠れている事もあるからです。