高麗人参とエゾウコギはどう違うの？

高麗人参によく似たエゾウコギという植物をご存知でしょうか。
高麗人参とエゾウゴキの共通点や相違点など、それぞれの特徴について調べてみましょう。

高麗人参は別名朝鮮人参とも呼ばれ、韓国や中国を中心に自生しています。
一方のエゾウゴキは別名シベリア人参とも呼ばれます。
ロシアと中国の一部、他に日本の北海道東部に自生するとされています。
エゾウコギは漢字で蝦夷五加と書かれるのは、昔の北海道を表す蝦夷に自生する五加＝ウコギからきています。

共通点としては、どちらもウコギ科に属していて、サポニン系の有効成分があり、根を活用することが挙げられます。
効能についても滋養強壮という点は共通しています。

しかし、形も異なり、主要成分もまったく異なる成分からなっているため、植物の分類としては別のものとされています。

エゾウコギは昔からアイヌ民族の民間薬とされていたとう説がありますが、現代においての歴史は浅く、１９６０年ごろにロシア人の研究者が高麗人参と同じウコギ科の植物という点に着目したことで、効能の研究がすすんだ植物とされています。
エゾウコギの効能として、抗ストレスやうつ病、リウマチなどさまざまな効能があるとされていますが、高麗人参と比べると未知数な部分も多く、研究段階であるというのが正直なところでしょう。

しかしながら、今後の研究結果から多くの効能が見込めるのではないかと注目されている植物です。