高麗人参をおいしくいただくには？

高麗人参といえば、不老長寿の薬としても知られているように、精力がつく、元気になるといった健康食品では、必ず出てくる食材です。
そこで、高麗人参の食べ方についてご紹介します。

高麗人参は、実は一般的な人参とは全く別な物です。
高麗人参は、ウコギ科、人参はセリ科になります。
高麗人参に含まれている主要成分は、ジンセノサイドと呼ばれている人参サポニンになります。
これは、大豆や小豆にも含まれており、疲労回復や血行促進によく効きます。
それ以外にも、がんや糖尿病を抑制する作用もあります。

この高麗人参は、そのまま食べるには苦くて、煎じて飲んだり、サプリとして飲んだりします。
サプリとして摂取する方が手っ取り早く簡単なのですが、たまには手間をかけ、調理するのも良いでしょう。

この高麗人参の代表的な料理としては、韓国でも美容・健康で有名な「サムゲタン」があります。
サムゲタンの作り方ですが、まず生姜を薄切りにして、長ネギを小口切りにします。
ひな鶏の腹を開いて、そこにもち米とニンニク・高麗人参・銀杏・干しナツメ等を入れて、つま楊枝で縫うように止めて足をタコ糸で縛ります。
そして、生姜を加えて鍋を強火にかけ、沸騰したら弱火にします。
煮立ってきたら出てきたアクをとり、さらに１時間～２時間ほど煮ます。
タコ糸をほどき、つま楊枝を外したら、最後に長ネギをトッピングし、塩・黒コショーをお好みでかけて食べます。
高麗人参のエキスがたっぷり染み出した美容や健康にはうってつけの料理の出来上がりです。
ぜひ機会があれば、試してみてください。