高麗人参のサポニンの力

美容と健康に良いことで知られている高麗人参。
高麗人参は数千年も前から漢方薬として使われていました。
高麗人参は大きく７つの効能があり、中国では人参七効説として言い伝えられてきました。
高麗人参はなぜそれほど多くの効能があるのか、それは高麗人参含有のサポニンの力にあります。

サポニンは、高麗人参の根の部分に多く含まれており、苦みやエグみのもとになっている成分です。
高麗人参のサポニンは、１９９０年代の初めに血液に対するサポニンの効果についての論文が発表されており、効果が実証されています。

サポニンは、２つ以上の糖が結びついた配糖体の１つで、血液に働きかけ血糖値の上昇を抑制してくれます。
血糖値が高い糖尿病の疾患を持つ方は、高麗人参のサポニンで血糖値を抑えられるでしょう。

また、サポニンは、血液中の悪玉コレステロールを下げてくれる効果があります。
血液中の悪玉コレステロールが多くなると血液が酸化して血流が悪くなります。
ドロドロ血液になると酸素や栄養素を体全体に運ぶことができなくなり、動脈硬化を起こしたり血栓ができたりします。
血管の詰まりは、脳梗塞や心筋梗塞を招く恐れがあります。
コレステロール値が高くて悩んでいる方や血液をさらさらにしたいという方にも高麗人参は魅力的です。

また、高麗人参のサポニンは、免疫力を高める効果があります。
ウイルスなどの細菌が体に入った時に、免疫機能を守るナチュラルキラー細胞があるのですが、高麗人参のサポニンはその細胞を活性化させる働きがあります。
風邪やウイルスに感染しやすいという方にも高麗人参は魅力があります。